eラーニングの受講率が上がらない原因は?受講が進む運用のポイント
2026.10.27
「eラーニングを導入したのに、なかなか受講が進まない」
「期限を過ぎても未受講の人が多く、催促に手間がかかっている」
「教材は用意したが、本当に見てもらえているのか分からない」
eラーニングを導入したあとに、こうした悩みを抱える担当者は少なくありません。
この記事では、eラーニングの受講が進まない主な原因と、受講率を高めるための運用のポイントを解説します。
受講が進まない主な原因
受講が進まない背景には、システムの使いやすさだけでなく、運用の進め方が関係していることがよくあります。
次のような原因が考えられます。
| 原因 | よくある状況 |
|---|---|
| 目的が伝わっていない | 「なぜ受講するのか」が受講者に共有されておらず、やらされている感覚になる |
| 受講の時間がない | 業務が忙しく、受講する時間をどこで確保すればよいか分からない |
| 教材が長い・分かりにくい | 1本あたりの動画が長く、途中で止まってしまう |
| ルールや期限が曖昧 | いつまでに、どの教材を受講するのかが決まっていない |
| フォローする担当が決まっていない | 未受講者に声をかける役割が、誰にも割り当てられていない |
| 現場の上司が関わっていない | 研修が人事や教育担当だけのものになり、現場で優先されない |
受講率を高める運用のポイント
1. 受講の目的を伝える
「会社が決めたから」ではなく、「この研修を受けると、どんな業務に役立つのか」を伝えます。
目的が分かると、受講への納得感が高まりやすくなります。
2. 受講する時間を業務の中に確保する
「空いた時間に各自で受講してください」とするだけでは、後回しになりやすくなります。受講に使える時間(就業時間内の時間帯など)を、あらかじめ決めておく方法もあります。
3. 教材を短く分ける
1本の動画を長くするよりも、テーマごとに短く分けた方が、少しずつ受講しやすくなります。
たとえば、1本を5分前後にまとめるなど、無理なく視聴できる長さを意識するとよいでしょう。
4. 期限とルールを決める
「いつまでに」「どの教材を」「どこまで受講するか」を、明確にしておきます。
期限が決まっていないと、優先順位が下がりやすくなります。
5. フォローする担当と方法を決める
未受講者への声かけを誰が、いつ行うかを決めておきます。
期限の直前にまとめて催促するのではなく、途中の段階で声をかける方が、受講を進めやすくなります。
6. 現場の上司を巻き込む
教育担当だけで進めるのではなく、現場の上司にも、受講の状況や目的を共有します。
上司が受講を後押しすることで、現場でも受講が優先されやすくなります。
運用の具体例
上記の対策は、受講の前・期間中・期限後に分けて整理すると、実践しやすくなります。
| 段階 | 実践する内容 |
|---|---|
| 受講開始前 | 目的・対象者・期限・受講時間を共有する |
| 受講期間中 | 進捗を確認し、必要に応じて声をかける |
| 期限後 | 未受講の理由を確認し、教材や運用を見直す |
進捗の確認方法や声かけの手段は、自社の運用に合わせて決めてください。
受講率だけで判断しない
受講率は大切な指標ですが、それだけで研修の効果は判断できません。
「受講率」といっても、次のように測るものが異なります。
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| 受講開始率 | 対象者のうち、受講を始めた人の割合 |
| 受講完了率 | 対象者(または受講を始めた人)のうち、教材を最後まで受講した人の割合 |
| 修了率 | 対象者のうち、テストの合格など、あらかじめ決めた修了条件を満たした人の割合 |
これらを混同すると、
「受講は始めているが最後まで進んでいない」
「最後まで見ても理解が不十分」
といった状況を見落としてしまいます。
どの指標を重視するかは、研修の目的や修了条件によって異なるため、
何を、どの対象者を基準に測るのかを、あらかじめ決めておくことが大切です。
そのうえで、受講率だけでなく、受講したあとに、理解度を確認するテストを設けたり、業務で実践できているかを現場で確認したりすることも大切です。
受講状況の把握と、内容の見直しを繰り返しながら、運用を改善していきましょう。
教材づくりの面から見直す
受講が進まない原因が、教材の長さや分かりにくさにある場合は、教材そのものを見直す必要があります。
短く更新しやすい動画にしておくと、内容が変わったときも修正しやすくなります。
一方で、動画を作る時間や手間が負担になり、見直しが進まないケースもあります。
ULearningの場合
株式会社POVが提供するLMS「ULearning」は、動画・テキスト・テストなどを組み合わせた講座を作成でき、新入社員教育などの社内研修にも利用できます。
教材の動画づくりを支援する「ULearningコンテンツ制作サポート」もあります。
OBS Studioを活用した動画教材づくりを中心に、自社でできる部分は自社で行い、時間や手間のかかる部分はPOVがサポートするという進め方にも対応しています。
教材を短く更新しやすい形に見直したいときなど、お気軽にご相談ください。
まとめ
eラーニングの受講が進まない原因は、システムそのものよりも、
目的の共有、受講時間の確保、教材の長さ、期限やルール、フォローの体制、現場の関与といった運用面にあることが少なくありません。
一度にすべてを変えるのではなく、できるところから見直し、受講状況を見ながら改善していくことが、受講が進む運用につながります。
eラーニング運用をサポートしています
株式会社POVでは、
・eラーニング動画の内製化支援
・LMS(ULearning)の提供
・社内教育の仕組み化サポート
を行っています。
「更新し続けられる運用にしたい」「外注依存を減らしたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

