新入社員研修をeラーニング化するには?対面と組み合わせる考え方と進め方
2026.10.12
「新入社員研修のたびに、同じ説明を何度も繰り返している」
「入社時期がばらばらで、全員をそろえて研修するのが難しい」
「研修の内容や質が、担当者によってばらつく」
新入社員研修を担当していると、こうした悩みを抱えている方は少なくありません。
この記事では、新入社員研修をeラーニング化する際に、どこまでをオンライン化できるのか、対面と組み合わせるときの考え方、進め方のポイントを解説します。
新入社員研修でよくある課題
新入社員研修は、毎年(または入社のたびに)同じ内容を繰り返す一方で、実施する側の負担が大きくなりやすい研修です。
・毎回、同じ会社紹介やルールの説明を担当者が行っている
・入社時期や配属が異なり、全員を同じタイミングで集められない
・担当者によって説明の内容や深さにばらつきが出る
・受講した内容を理解できているか、一人ひとり確認する手間がかかる
特に、研修担当者が他の業務と兼任している場合は、研修の準備や実施にかかる時間が大きな負担になります。
eラーニング化に向いている内容・向いていない内容
新入社員研修のすべてをオンライン化する必要はありません。内容によって、向いている形式は異なります。
| 研修内容の例 | 向いている形式 | 考え方 |
|---|---|---|
| 会社概要・理念・基本ルールの説明 | eラーニング(動画・資料) | 毎回同じ内容を伝えるため、一度作れば繰り返し使いやすい |
| 社内システムや業務ツールの基本操作 | eラーニング(画面を収録した動画など) | 操作画面を見せながら説明でき、何度でも見返せる |
| 基本的な知識の理解度確認 | eラーニング上のテスト | 受講者ごとに理解できているかを確認しやすい |
| 実際の業務の進め方・実技 | 対面(OJTなど) | 先輩社員が実際に見せ、フィードバックを返す方が適している |
| 先輩社員との交流・質疑応答 | 対面、またはオンライン会議 | 相互のやり取りが大切な内容 |
このように、毎回同じ内容を伝えるものはeラーニング、現場での指導や相互のやり取りが大切なものは対面、と分けて考えると、オンライン化する範囲を決めやすくなります。
対面とeラーニングを組み合わせることで、担当者が「同じ説明を繰り返す時間」を減らし、新入社員一人ひとりへの指導により多くの時間を使えるようにする、という考え方です。
始める前に整理しておきたいこと
eラーニング化を始める前に、次のことを整理しておくと、スムーズに進められます。
・どの内容をeラーニングに置き換えるか: 毎回同じ内容を伝えている部分から洗い出す
・教材をどう用意するか: 既存のスライドや資料を使うのか、動画を新しく作るのか
・受講状況や理解度をどう確認するか: テストを設けるのか、受講したかどうかを確認できればよいのか
・誰が教材を更新するか: 会社のルールや業務が変わったときに、教材を更新できる体制になっているか
特に、教材を作ったあとに「更新されないまま古くなる」ケースは少なくありません。
作ることだけでなく、更新しやすい形にしておくことも大切です。
進め方の例
新入社員研修のeラーニング化は、次のような流れで進めると取り組みやすくなります。
1.毎回同じ説明をしている内容を洗い出す: 会社紹介、ルール、基本操作など
2.まずは一部の内容から始める: すべてを一度にオンライン化せず、効果が分かりやすい部分から始める
3.教材を用意する: 既存の資料の活用や、画面を収録した動画の作成など
4.受講状況・理解度を確認する仕組みを用意する: テストなどを組み合わせる
5.運用しながら見直す: 新入社員からの質問や、受講後の反応をもとに内容を改善する
最初から完璧な教材をそろえようとせず、小さく始めて、運用しながら改善していく方が、結果的に続けやすくなります。
研修を管理する仕組みを検討する
eラーニング化した研修は、動画や資料を共有するだけでも実施できます。
ただし、入社する人数が増えたり、研修の内容が増えたりすると、
「誰がどこまで受講したか」
「理解度は確認できているか」
を個別に把握するのが難しくなります。
こうした管理を仕組みとして行いたい場合は、LMS(学習管理システム)の活用が選択肢になります。
LMSを検討する際は、研修の内容や受講する人数、更新のしやすさなどを踏まえて、自社の運用に合うかどうかを確認しておくと安心です。
ULearningの場合
株式会社POVが提供するLMS「ULearning」は、動画・テキスト・テストなどを組み合わせたオンライン講座を作成でき、新入社員教育などの社内研修にも利用できます。
構築の進め方には、顧客自身で構築する提供形態と、POVが設置代行を行う提供形態があります。
また、研修で使う動画教材を作る際には、OBS Studioを活用した動画教材づくりを支援する「ULearningコンテンツ制作サポート」もあります。
自社で動画を作る方法が分からない、収録や編集に時間を割けないといった場合に、必要な部分のサポートを受けながら教材づくりを進めることができます。
まとめ
新入社員研修をeラーニング化する際は、すべてをオンライン化するのではなく、毎回同じ内容を伝える部分はeラーニング、現場での指導や相互のやり取りが大切な部分は対面、と使い分けることがポイントです。
まずは一部の内容から始め、運用しながら見直していくことで、研修担当者の負担を減らしつつ、新入社員一人ひとりに向き合う時間を確保しやすくなります。
こうした新入社員研修の仕組み化には、LMS「ULearning」の活用も選択肢の一つです。
eラーニング運用をサポートしています
株式会社POVでは、
・eラーニング動画の内製化支援
・LMS(ULearning)の提供
・社内教育の仕組み化サポート
を行っています。
「更新し続けられる運用にしたい」「外注依存を減らしたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

